サツマイモの種類
サツマイモがおいしい季節になりました。サツマイモといって一番に思い浮かぶのが焼き芋ではないでしょうか?特に今の時期(秋頃~冬の時期)にスーパーやコンビニでもよく見かけるようになります。サツマイモの中でも、蜜がたくさん入っているタイプもあれば、ホクホクとした食感のもの、しっとりとしたものなど種類も様々。そこで、今回は3つのサツマイモを例にあげ、紹介します。
ちなみに、焼き芋は日本だけじゃなく海外でも親しまれていて、英語では「baked sweet potato」といいます。「sweet potato」がサツマイモで、そこに「bake」というオーブンで焼いて固める、乾燥させるという意味の単語がつくんですね。
①しっとり系のサツマイモ
シルクスイート ー シルクスイートは、2012年から種苗の販売が開始されたばかりの新しい品種ですが、焼き芋にしたときの滑らかな食感と甘さで話題になり、今人気が高い品種のひとつとされています。またシルクスイートは、採れたてで焼くとほくほく系の甘い焼きいもになるのですが、十分に貯蔵したものを焼くと、ねっとり系の甘い焼きいもに変わるそうです!1つのさつまいもで、2つの味を感じられるちょっと変わった特徴をもったサツマイモだそうです。
②ほくほく系のサツマイモ
鳴門金時 ー 鳴門金時は徳島県の特産品で、外皮は全体にムラのない美しい紅色をしており、生の果肉というと、クリーム色で粉質です。これに加熱処理を行うと果肉が黄色くなり、ホクホクとした食感、そして上品な甘さの焼き芋になるのです。
最近は、しっとりとした甘いサツマイモが人気ですが、鳴門金時はどことなく懐かしさを感じるほっこりするような優しい味わいとなっています。
ちなみに、「鳴門金時」もしくは「なると金時」という名称は、全国農業協同組合連合会が権利を持つ地域団体商標ですので、徳島県内の指定地域で生産されたものしかこの名称で出荷販売することは出来ないとされています。
③ねっとり系のサツマイモ
紅はるか ー 紅はるかは比較的新しい品種でそのクリーミーさなどが話題を呼び、今や紅はるかを元にしたオリジナルブランドが各地で出てきているほどの品種です。そして名前の由来が、同じねっとり系に分類される安納芋よりも“はるかに甘い”ということから名前がついただけあり、焼き芋にすると、しっかりとした甘さが口全体に!その上水分もしっかりとあるので、のどに詰まらない滑らかな口当たりなのだとか。また、甘いのに後味がスッキリしているのも特徴の一つだそうです。
そして、糖度も生芋の状態で40度前後、焼きいもにすると50~60度と安納芋を超えることもあるのだとか!すごいですよね。ちなみに紅はるかは、お通じを良くして便秘解消にも役立つと言われているヤラピンが沢山含まれており、芋自体に含まれている食物繊維と共に非常に高い効果が期待できるさつまいもでもあるそうですよ。
皆さん体に良くておいしいサツマイモ、いろんな種類を食べくらべてみませんか?
参考文献・画像:焼き芋におススメのサツマイモ5種比較!あなたはねっとり派?ほくほく派?それともしっとり派? | | お役立ち!季節の耳より情報局